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文化祭

 昨日今日と、二日間文化祭が行われました。県下一の進学校のためか、相変わらずの集客率でびっくり。皆さん頭のいい高校が珍しいんでしょうね。
 んで、二日目の今日は一発目からバンドのライブがありました。ボーカルは僕……うん、中学時代の僕しか知らない人は、さぞ『似合わねぇ』と思うことでしょう。実際、自分でもそう思ってますし。
 しかし、優しいテニス部の仲間達が盛り上げてくれたおかげで、無事に終わらせることが出来ました。本当にありがとう。このご恩は忘れるまで忘れません。
 それでは、今日はもう眠たいのでこれにてご就寝したいと思います。また次回お会いしましょう。

 再見♪
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クリスマス企画小説

 どうも皆さんこんにちは。リア充の皆様は良いクリスマスを過ごしていますか?
 さて、今回はクリスマス企画と言うことで、小説を掲載したいと思います。コメント、感想はご自由に。学校でからかうなよ?
 それでは、お楽しみください。





――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――





 サンタクロースの生活は厳しい。
 世界中の子供たちの下へプレゼントを届けに行くというその過酷な仕事内容からも分かるように、サンタクロースは一般人とは一線を画した、特別な職業と言うことだ。
 今回はそんなサンタクロースの一人、しかも世にも珍しい女のサンタである、シルビアのクリスマス業務に密着していこうと思う。





                    ☆





 シルビアの朝は早い。
 毎日四時半に起床。まだまだ隔世の兆しを見せないポケーっとした状態で、出勤の用意を済ませていく。朝食は簡単にできるインスタント食品。週一で日本の友人から大量に送られてくるソレは、経済危機にあるシルビア家の食費の救世主ともいえるらしい。しっかり主への祈りを済ませ、早足気味にたいらげる。
 朝食を終えると、歯を磨きながら器用に自慢の銀髪を整えていく。腰ほどまでの長さの銀髪を櫛で丁寧にブラッシング。最後にヘアバンドで後ろに括って完成だ。
 仕事道具を大きめの鞄に詰め込み、愛用のバイクで職場へと向かう。ちなみに服装は普通の作業服だ。あくまでもサンタ服は正装であり、クリスマス当日に着る神聖なもの。こんなところで消費していい代物ではない。そういうわけで、彼女は灰色基調の作業服に身を包み、およそ二十分の道程をバイクで疾駆していく。

 仕事場に行くと、同僚のサンタ達が声をかけてきた。職員の総勢は一万人ほど。そのほとんどが男(千人くらい女もいる)だが、シルビアは嫌な顔一つせず律儀に挨拶を返す。この職場では信頼こそがすべて。そのため、他人との関係は良好であることが望ましい。絆こそが、サンタの力の源なのだ。

「やぁシルビィ。今日も相変わらず目が死んでるよ?」
「うるさいわね……余計なお世話よ」
「あらら、相変わらず手厳しいねぇ」

 しかし彼女にも例外はあるらしい。
 シルビアに馴れ馴れしく話しかけてきたショートカットの少女――――リサに対して、彼女は怨念じみた声でボソリと呟いた。
 小学生の頃からの付き合いである彼女達は、今や十年以上の関係だ。だからこそ、お互いに軽口を言い合うし、罵倒もする。幼馴染とはいつでも、自分が気を置ける友人なのであろう。
 
 シルビアが職場に到着しておよそ三十分が経った頃、彼女達の耳に甲高いベルの音が鳴り響いた。どうやらこの職場の社長のスピーチが始まるらしい。朝の気怠さもそこそこに、職員たちは整列を始める。
 
 そして、壇上に社長――――聖ニコラウス十三世が姿を現した。
 
『みんなおはよう。今日も朝早くから出勤ご苦労』

 長い白髭を右手でさすりながら、ニコラウスは話し始める。正統なるサンタクロースの末裔である彼は、他のサンタとは違いどこか神聖な雰囲気を身にまとっているようにも見えた。
 
『今日はついにクリスマス前日だ。皆はこの日の為に毎日の仕事をこなしてきたと言っても過言ではないだろう』
「だってさ、シルビィ。君が仕事中にゲームしてたのもこの日のためらしいよ?」
「あなたこそ。私に仕事押し付けて彼氏と遊んでたでしょうが。本気で子供たちを喜ばせるつもりがあるわけ?」
「な、なぜそれを……! ボクは一度も喋ってないのに……」
「次の日に自慢げに語ってきたのを忘れたの? リサ」
『……まぁそこのお嬢さん方のように、ちょっとばかしサボった人もいるだろう。それにしてもリサ・ラルグよ。君の喜ばせるターゲットはいつの間に子供から彼氏に変わったのかな?』
「ぅっ……」

 ニコラウスのその言葉に、どっと笑い声が広がる。にこやかに微笑むサンタたちとは対照的に、リサは耳まで真っ赤にしながらモジモジと俯いていた。

「ざまぁ見なさい、この発情女。罰が当たったのね」
『君もだよ、シルビア・ロールスター。彼氏がいないからって日本製の恋愛シュミレーションをやるのはどうかと思うね。そんなに学園のアイドルはカッコよかったかい?』
「なっ……!」

 まさかの大暴露。なぜニコラウスがシルビアの趣味を知っているのは定かではないが、今の言葉で職場全体にバレたのは確実だ。シルビアは顔面を一瞬で茹蛸のように真っ赤に染め、目を白黒させていた。隣で俯いたままシルビアに向けて舌を出す幼馴染に、どうやら彼女は気付いてはいないようだ。
 それ相応の笑いが取れたところで、ニコラウスは話を主題に戻す。

『今日は皆の晴れ舞台だ。世界中で子供たちが夢見てるのは決して冴えないおっさんじゃない。トナカイと共にソリで空を飛び、自分の寝ている枕元にプレゼントをこっそり置いてくれる、そんなサンタクロースだ。君たちには子供たちを喜ばせる義務がある。【サンタ】という職業に就いたからには、絶対に子供たちを失望させてはいけない。だからこそ、今日明日の二日間、大健闘してくれたまえ‼』

 それを最後の言葉に、ニコラウスは壇上を去った。同時に職員たちがそれぞれ割り当てられた個室へと向かう。もちろん、今からの業務をこなすためだ。

「それじゃ、ボク達も頑張る?」
「当たり前でしょ。これが私達の仕事の醍醐味なんだから♪」

 それぞれの決意を胸に、彼女達はソリを操り世界中へと散らばっていった。





                 ☆





「相変わらず元気な国ね、ここは」

 赤と白のサンタ服に身を包み、シルビアは空中でそう呟いた。余談だが、女性用サンタ服はミニスカートである。始まりは確か、どっかの技術開発部部長が日本の女サンタを見て、「やっぱり女の人はミニスカートじゃないとダメっすよ‼」と熱弁したのがきっかけらしい。男性が大多数を占めるサンタ業界でその案は瞬く間に採用。結果、彼女達は職権乱用しまくられ、このミニスカサンタ服を着用する羽目になっている。

 閑話休題。

 シルビアの担当する国は、前述の友人が住んでいる日本。故郷であるフィンランドに比べ温暖な気候だからか、ミニスカートを着ていてもそこまで寒さを感じないようだ。アラスカに行ったリサは今頃寒さに震えていることだろう。

「……さて、それじゃ行きますか」

 よろしくね、と相棒のトナカイの背中を撫でるシルビア。今年で三年目の彼はシルビアの思いにこたえるように、目的地の家へと走り始めた。





                  ☆





「ここね……」

 渡された住所のメモを片手に、彼女は近くの高木に降り立つ。窓から見えるベッドには一人の男の子がぬいぐるみを抱いてすやすやと眠っていた。大方、クリスマスパーティではしゃぎまわって疲れたのだろう。そんな少年の寝顔に優しく微笑みながら、彼女は部屋への侵入を開始した。
 いくら彼女がサンタであろうが、人の家に勝手に入る点では泥棒と変わらない。住人に見つかりでもしたら、牢屋入りは免れないだろう。「サンタです」とか言っても、行き先が刑務所から精神病院に変わるだけだ。
 シルビアは一度深呼吸をすると、腰のポシェットからなにやら銃のようなものを取り出した。未来人の光線銃に似た形状のそれは、月明かりを受けて鈍い光を放っている。
 これはサンタ業界が誇る七つ道具の一つ。光線を浴びせた物体を自由に消したりできる、安全に進入するためには欠かせない道具なのだ。

「……ミニスカサンタが銃持って構えてるのって、なんかシュールよね……」

 そんなことをぼやきながらも、シルビアはなんとか部屋へと入ることに成功した。足音に気を付けながら、少年の枕元へと近づいていく。

「た・し・か……これね。なぁんか如何にもって感じがするけど、純粋でよろしいことで」

 袋から取り出したのは携帯ゲーム機。二つの画面があるそのゲーム機は、彼の年代では全盛期なのだろう。
 嘆息し、吊るされている靴下の中へそっとゲームを入れた。
 
「…………ん?」

 そして、彼女はとあるものに気が付いた。
 靴下が吊るされている隣に、何か手紙のようなものが貼ってある。外面には少々雑な文字で『サンタさんへ』と可愛らしく書かれていた。
 手に取る。

『サンタさんへ。今年も来てくれてありがとうございます。サンタさんにプレゼントを貰うために、僕は今年ずぅっといい子にしてました。お母さんにも褒められるような、立派な子になったそうです。来年もまた来てくれますよね? 僕はそれを楽しみに、来年もいい子でいたいと思っています。サンタさんも風邪に気を付けて、プレゼント配りを頑張ってください』

 それは、少年からサンタへの手紙だった。子供らしさ満点の、純粋で素直な文章。大人たちが見れば苦笑するだけだろうが、本人にしてみれば真剣そのものだ。サンタを信じ、敬愛し、約束する。

「また来年もプレゼントが届きますように」

 彼らはそう願い、また一年を過ごしていくのだ。
 
 シルビアは手紙を読み終えると、足早に部屋を去った。次なる目的地へと向かうため、ソリを走らせていく。まだまだ自分を待つ子供たちがいるのだ。彼らを喜ばせるために、彼女は走る。
 
 彼女が去った部屋から、先ほどの手紙はなくなっていた。かわりに、桃色のメモ用紙が貼りつけてある。
 その字は果たして子供に読めるのかどうかは定かではないが、達筆な英語で、確かにこう記されていた。

『Merry Christmas. By Santa Claus』

 その夜、世界中に神々しいベルの音が、響き渡ったという。





 Fin……
プロフィール

那家乃ふゆい

Author:那家乃ふゆい
九州在住のしがない高校生ですっ! 日々の出来事をつらつらと書き連ねていくと思いますが、コメントOKです! 老若男女問わず、どんどんWelcome♪

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